消費者が創る、自給のための有機農業協働組合

 夢あるいは妄想と言われても構いません。

 21世紀は、戦争・飢餓・貧富の格差・環境破壊という20世紀の負の遺産を持ち越してはいけません。エコロジー時代をみんなの手で築き上げましょう。江戸時代ならぬ「エコ時代」300年を妄想し、そのいしずえを、みんなの力を合わせて作り始めようではありませんか。ビジョンの無さが、今の世の中の閉塞感をもたらしている最大の原因であると思います。

 なないろ畑はエコロジー型社会の要となる一次産業の復権を目指しています。

 とは言っても、プロの農家が食えなくて、他産業へ逃げ出している状況で、敢えて手間のかかる有機農業をやるということは、容易なことではありません。

 そこで、アメリカやヨーロッパで拡がりつつあるCSA(注)というやり方を日本でも採用し、会員がみんなで力を合わせて農場を作り、運営していく道を選択しました。

 毎日が悪戦苦闘、試行錯誤の連続ですが、みんなで農場を育てることは楽しいです。


(注)リンゴの木やミカンの木のオーナー制と同じように、CSA(Community Supported Agriculture)は「農場の共同のオーナー制」とお考え下さい。

農家を取り巻く環境(ここから先は、ご興味、お時間のある方へ)

 2003年、本物の有機野菜を作ろうと一反(300坪)の農地から始めた農場も、2町(6000坪)を超える大きな農場に成長しました。

 農業を取り巻く状況は厳しく、私の周囲を見回しても70~80歳の老人たちが農業を支えているのです。その実態は汚い・きつい・危険という3K職業の上に、民間サラリーマンの平均給与の1/3以下の収入しか得られない「報われない」仕事なのです。わかりやすく言い換えれば農家の仕事のうち2/3が農民の無償のボランティアで成り立っていると言うことです。農業を含め一次産業は国内版の「アン・フェアトレード」状態にあります。

 こういう状態ですから他人に「ちゃんとした安全な野菜を作れ」というのは無理な話です。「そんなに欲しければ自分で作りなさい」と言うしかありません。そこで本物の有機農業の農場を自分たちで作る必要があるのです。プロの農家ですら農業を辞める時代に農場を経営するということは至難の技と言えます。農産物の小売価格に対して農家にはいるのはその1/3足らずです。それ以外は流通業や輸送経費に奪われてしまうのです。ヨーロッパやアメリカなどでもその辺の事情は同じです。


◆CSAシステムとは?

 これに対抗するために欧米ではCSA方式という会員制のシステムが広まっています。CSAというのはコミュニティ・サポーティド・アグリカルチャーの略で、地域コミュニティが農業を支えるという意味です。また有機農業を中心に地域の中にコミュニティを再生しようと言う意味も含まれています。農場を持続していくために、会員みんなで力を出し合おうというシステムです。さらに有機農業を基礎に社会全体をエコロジー型社会に変えていこうという動きです。このような考え方を私たちの農場も取り入れて、日本版のCSAを始めることにしました。

 まず第一にどのような野菜をどれだけ作るかという作付け計画を立てます。(作付け会議)次にボランティアで農場の仕事を手伝える会員を探し、農場を建設したり野菜の栽培管理をおこなうグループや、農場の広報や企画を担当するグループ、野菜の収穫や仕分けを手伝うグループなどに分かれて、各自の持ち味を活かして農場をサポートします。


◆野菜を購入してサポート

 農場の野菜を定期購入してくださるだけでも、充分に農場を応援していることになります。また野菜を買って下さる人を集めることも重要です。有機野菜を買ってくださる人が増えることで農場の規模が拡大し、農業をやってみたいと考える若い人たちも、ドンドン農業を始めることができるようなります。有機農業を基礎とした社会のエコロジー化を押し進めることにつながります。

 野菜をセットで定期購入してくださることで、農場の野菜は無駄なく出荷でき、売れ残って捨ることがなくなりました。毎月一定額の会費が入ることで、農場の台所事情が安定して、お金のやりくりが少し楽になりました。それまでは野菜の出荷量が少ないときは資金不足で次の作物を育てるための肥料や資材を買うのにも困っていました。


◆ボランティアで収穫に参加してサポート

 またボランティアの人の力で、手間のかかる有機農業を成り立っています。除草剤が使えないので、手作業で除草していますし、殺虫剤が使えないので、防虫ネットを張ったり手で捕まえたりしています。化学肥料が使えないので、堆肥を作っています。

 さらにボランティアの人が収穫し、各家庭への野菜の仕分けをしています。そのことで収穫のための労働力不足を補い、流通経費を限りなく低くしています。

 こうした会員のサポートがあってこそ本当の有機農業は成り立つということをご理解下さい。



JAS有機認証について

なないろばたけは取得しません。

JAS有機認証は年に1回検査員が回ってくるだけの形だけのものです!こんなものに騙されてはいけません!

 化学的に合成された肥料や農薬を使わずに野菜を育てていますが、JAS有機認証はとりません。

 認証とるのにお金が沢山必要です。なないろばたけ農場の規模ですと毎年最低20万円以上を認証のために支出しなければなりませんきません。

 単一作物を栽培する農家と異なり、なないろ畑はたくさんの野菜を少量づつ栽培している為に、大量の書類を作成しなければなりません。これは事実上不可能です。書類作成に追われて寝る暇もなくなります。

そして検査員というのは年に1回来るだけです。

こういう認証制度が果たして本当に有機野菜の証明になるのでしょうか?JAS有機認証には根本的に疑問を感じます。

 なないろばたけ農場では不特定多数に販売するわけではありません。地域密着の農場の良いところは、誰もが畑に来て見て、自分の目で確認できることです。会員さん一人一人が見守ることで、どこよりも安心で新鮮な野菜だと保証できるのです。


◆会員になるには?

こちらをご覧下さい



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